2020年05月24日

貧困研究は、ここまで進んだ



困研究は、ここまで進んだ! 食糧、医療、教育、家族、マイクロ融資、貯蓄…… 世界の貧困問題をサイエンスする新・経済学。 W・イースタリーやJ・サックスらの図式的な見方(市場 vs 政府)を越えて、 ...続きは本文で

【 著者 】 アビジット・V・バナジー
【 評価 】 4.4
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【書籍紹介】
貧困研究は、ここまで進んだ!

食糧、医療、教育、家族、マイクロ融資、貯蓄……
世界の貧困問題をサイエンスする新・経済学。
W・イースタリーやJ・サックスらの図式的な見方(市場 vs 政府)を越えて、
ランダム化対照試行(RCT)といわれる、精緻なフィールド実験が、
丹念に解決策を明らかにしていきます。

「貧困の本質への驚くほど深い洞察に満ちた本」――A・セン

「世界の貧困に関心のある人の必読書。こんなに多くを教えてくれる本を読んだのは
久しぶりだ。経済学からの最高の贈り物だろう」――S・D・レヴィット(『ヤバい経済学』)

2011年Financial Times / Goldmann Sachsベストビジネス書賞受賞作。

『ガーディアン』2011年5月18日
「バナジーとデュフロの『貧乏人の経済学』は開発援助の世界に波乱を起こしつつある。この本
が他の本と違うのは、ランダム化対照試行に着目している点だけでなく、いままで開発援助の
世界で無視されることが多かった問題や、あてずっぽうで推測されていた問題に果敢に取り組ん
でいる点だ。それらは、貧乏な人の決定に潜んでいる論理性であり、貧乏な人たちが手持ちで
最もよい決定をしているのかどうか? そして政策担当者はそれにどのように答えるべきか? と
いった問題だ」

『エコノミスト』2011年4月22日
「この熟読必死の新刊で著者たちは、大胆な研究と個人的な体験談を織りまぜながら、1日0.99
ドル未満で暮らしている8億6500万人の人々の生活を描き出している」

『フィナンシャル・タイムズ』2011年4月30日
「数々の実験の創意工夫はもちろんだが、この本に溢れているのは、最貧困にある人たちの生
活を描き出す、優しい眼差しだ。本書は、貧困にある人たちがこのうえなく辛い環境のなかで洗
練された計算をしていることを示してくれる……本書はこれから進むべき道筋を提示している。
そしてこれらは間違いなく試してみるだけの価値がある実験だ」

『ニューヨーク・タイムズ』2011年5月19日
「ランダム化試行は貧困削減の闘いのための要注目手法だ。このすばらしい本で開発援助につ
いての重大な疑問への取り組みかたが変わる。それは〈どんな援助がもっとも効くのか〉という
疑問だ」

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【本の目次】
       はじめに
       
       第1章 もう一度考え直そう、もう一度
       貧困にとらわれる?
       
       第1部 個人の暮らし
       
       第2章 10億人が飢えている?
       本当に10億人が飢えているのか?
       貧乏な人々は本当にしっかり十分に食べているのか?
       なぜ貧乏な人々は少ししか食べないのか?
       だれも知らない?
       食べ物より大事
       結局、栄養摂取による貧困の罠は実在するのか?
       
       第3章 お手軽に(世界の)健康を増進?
       健康の罠
       なぜこれらの技術はもっと利用されないのか?
       十分に活用されない奇跡
       健康改善願望
       お金をドブに捨てる
       みんな政府が悪いのか?
       健康追求行動を理解する
       無料は無価値のあかし?
       信仰?
       弱い信念と希望の必要性
       新年の誓い
       あと押しか説得か?
       ソファからの眺め
       
       第4章 クラスで一番
       需要供給戦争
       需要ワラーの言い分
       条件付き補助金の風変わりな歴史
       トップダウン型の教育政策は機能するか?
       私立学校
       プラサム対私立学校
       期待の呪い
       幻のS字曲線
       エリート主義的な学校制度
       なぜ学校は失敗するのか
       教育の再設計
       
       第5章 スダルノさんの大家族
       大家族の何が問題か?
       貧乏人は子作りの意思決定をコントロールするのか?
       セックス、制服、金持ちおじさん
       だれの選択?
       金融資産としての子供
       家族
       
       第2部 制度
       
       第6章 はだしのファンドマネージャ
       貧乏のもたらす危険
       ヘッジをかける
       助け合い
       貧乏人向けの保険会社はないの?
       なぜ貧乏人は保険を買いたがらないの?
       
       第7章 カブールから来た男とインドの宦官たち
       貧乏人に貸す
       貧乏人融資のやさしい(わけではない)経済学
       マクロ計画のためのマイクロ洞察
       マイクロ融資はうまくいくのか?
       マイクロ融資の限界
       少し大きめの起業はどうやって資金調達を?
       
       第8章 レンガひとつずつ貯蓄
       なぜ貧乏な人はもっと貯蓄しないのか
       貯蓄の心理
       貯蓄と自制心
       貧困と自制心の論理
       罠から抜け出す
       
       第9章 起業家たちは気乗り薄
       資本なき資本家たち
       貧乏な人のビジネス
       とても小さく儲からないビジネス
       限界と平均
       起業はむずかしすぎる
       職を買う
       よい仕事
       
       第10章 政策と政治
       政治経済
       周縁部での変化
       分権化と民主主義の実態
       権力を人々に
       民族分断をごまかす
       政治経済に抗して
       
       網羅的な結論にかえて
       
       謝辞
       訳者解説
       原注
       索引

【書籍情報】
単行本:408ページ
出版社:みすず書房
言語:日本語
梱包サイズ:20.5 x 13.6 x 3.4 cm

【本書のキーワード】
  エステル・デュフロ
  アビジット・V・バナジー
  経済学
  みすず書房
  貧乏人の経済学――もういちど貧困問題を根っこから考える
  d..14
  4622076519
  山形 浩生
  経済協力開発機構[OECD]
  経済
  経済協力.経済援助



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posted by BookReviewer at 19:44| ビジネス・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする