2019年03月22日

落としの金七事件簿【小野義雄】



成12年3月末、1人の刑事が57歳で亡くなった。内臓を癌に冒された悲壮な死だった。彼の名は小山金七。肩書きは捜査一課特別対策管理官。彼は「落としの金七」の異名を持つ名刑事だった。彼の捜査と取り調べの手...続きは本文で

【 著者 】 小野義雄
【 評価 】 5.0
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【書籍紹介】
平成12年3月末、1人の刑事が57歳で亡くなった。内臓を癌に冒された悲壮な死だった。彼の名は小山金七。肩書きは捜査一課特別対策管理官。彼は「落としの金七」の異名を持つ名刑事だった。彼の捜査と取り調べの手法が遺した物は何か、彼が携わったいくつかの事件を紹介。今の警察に足りないもの、彼が遺していった熱き捜査魂を蘇らせる。

●トリカブト事件での鮮やかな捜査指揮と取り調べ
昭和61年に発生したトリカブト事件。この事件は、警察よりも週刊誌やテレビでの報道が先行した。警視庁も捜査を始めるが、これを任されたのが金七だった。
問題はトリカブトを飲まされた被害者が、約2時間後に死んだという「2時間の壁」だった。毒性の強いトリカブトは、飲めばすぐに発症する。容疑者はこの2時間をタテにアリバイを主張した。このトリックを金七はどう破ったか。
「学説を覆せ」を合い言葉に進められた捜査。金七らの捜査は、科学捜査のお手本とさせるだけでなく、捜査に執念を燃やす刑事達の魂がみえる。

●警察庁長官銃撃事件の未解決が心残り・・・
病魔に冒された金七が最後まで心にかけていたのが、警察庁長官銃撃事件だ。腸をやられて食事ものどを通らず、パンを流し込みながらの捜査だった。彼には犯人が誰かを見極めるための材料があった。しかし、調べにたどり着く前に彼は逝ってしまう。
捜査一課「最後のデカ」とも言われた金七の人間味も浮き彫りにされる刑事物ノンフィクションの秀作。
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【本の目次】
       序 章 二つの重要事件と病魔
       一、警察庁長官銃撃事件(平成七年三月)
       二、八王子スーパー射殺事件(平成七年七月)
       第一章 血判状と完落ち(昭和五十九年、目白署警察官殺害事件)
       第二章 土埃と一杯のカップラーメン(昭和五十九年、世田谷のホステス殺害事件)
       第三章「二時間差」のトリック(平成三年、トリカブト事件)
       第四章 海を渡った金七刑事(昭和六十三年、ロス事件)
       など・・・

【書籍情報】
ハードカバー:320ページ
出版社:産経新聞出版
梱包サイズ:19 x 13 x 2.6 cm

【本書のキーワード】
  個人伝記
  社会
  小野義雄
  4863060262
  記録.手記.ルポルタージュ
  文学 / 日本文学
  産経新聞出版
  事件・犯罪
  落としの金七事件簿


posted by BookReviewer at 23:58| 歴史・地理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする