2019年04月13日

国債の歴史―金利に凝縮された過去と未来【富田俊基】



006年度第49回日経・経済図書文化賞受賞! 本書は、国債の歴史をたどることを通じて、日本国債の未来を問いかけた意欲作です。累増する国債をどうするか----日本経済が抱えるこの難問を考えるうえで大変大...続きは本文で

【 著者 】 富田俊基
【 評価 】 5.0
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【書籍紹介】
2006年度第49回日経・経済図書文化賞受賞!



 本書は、国債の歴史をたどることを通じて、日本国債の未来を問いかけた意
欲作です。累増する国債をどうするか----日本経済が抱えるこの難問を考えるう
えで大変大きな意味を持つ研究として、本書は2006年度第49回日経・経済図書
文化賞を受賞しました。

 著者は、17世紀イギリスの名誉革命に遡って国債の本質を明らかにし、300年
以上にわたる歴史の中で、市場が各国国債の信用力をどう見ていたかを追究して
います。一例を挙げれば、アメリカ南北戦争の時代、北部・南部の政府がそれぞ
れの通貨で国債を発行しましたが、その国債の価格を金で表示して比較すると、
北部政府国債の金利のほうが低いことがわかります。このように、市場は戦争の
帰趨をも見通していたのです。

 「国債金利にはその国の過去と未来が凝縮されていると言って過言ではない」
と、著者は結論づけています。それでは、今日の国債市場は何を警告しているの
でしょうか。

 本書の魅力としてもう一点、各国の近現代史をたどる面白さもあります。米・
英・仏・独・露・オランダそして日本と、国債市場を取り巻く各国経済の浮き沈
みがダイナミックに描き出されています。

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【本の目次】
       序 市場の警告(歴史的低金利の中のリスクプレミアム
       なぜ歴史的な低金利が出現したか ほか)
       第1部 誕生と試練(イギリス国債の起源
       コンソルの誕生 ほか)
       第2部 深化と拡大(ヴィクトリア朝の黄金期
       南北戦争:グリーンバックとグレイバック ほか)
       第3部 破綻から一時安定へ(ワイマール共和国のハイパー・インフレーション
       帝政ロシア国債のデフォルト ほか)
       第4部 閉鎖経済に国債を詰め込む(国債の日本銀行引受
       ナチスの国債 ほか)

【書籍情報】
単行本:543ページ
出版社:東洋経済新報社
言語:日本語
梱包サイズ:21.2 x 14.6 x 3.6 cm

【本書のキーワード】
  公債 国債
  公債史・事情
  富田 俊基
  金融・通貨
  一般向け
  4492620621
  東洋経済新報社
  国債の歴史―金利に凝縮された過去と未来
  経済



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posted by BookReviewer at 01:27| 投資・金融・会社経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする